| 「天才「簿伽梵」」 うさ爺
最近、各地の同窓会幹事が作ったホームページをよく見かけます。あるサイトのブログ(日記)には、卒業後何十年を経ても、再会するとあだ名で呼びあう とありました。例えば、ある女性は学生時代のあだ名が「バカボン」で、今でも学友からは「バカボン」と呼ばれるというのですが、ちょっと女性には気の毒 ですね。 さて、昭和42年(1967)の終わり、「週刊少年マガジン」に連載が始まった赤塚不二夫さんのマンガ「天才バカボン」は大ヒットし、その後四度もア ニメ化され、今の子どもたちにも人気があります。“都の西北早稲田のとなり〜”とバカ田大学の校歌を歌うパパや、そのパパとは不釣合いなやさしいママ(黒百合女子大卒)、天才児の弟ハジメちゃん、む やみに拳銃を発砲する“本官さん”、遺伝子操作で生まれた?ウナギイヌたちに囲まれて、今日もバカボンは寸足らずの着物に運動靴姿で元気に活躍していま す。 ところで、「バカボン」とは「バカなボンボン(坊ちゃん)」と思っていたのですが、これには諸説あるらしいのです。 先ず「バガボンド(vagabond)=放浪者、ごろつき」という説。吉川英治の「宮本武蔵」を漫画化した「バガボンド」(井上雄彦)なら分かります が、バカボン本人はおっとりしていて、とても“放浪”とも“ごろつき”とも思えません。 次に、新潟県にある広大寺の住職が「暮らしの中の仏教語」というサイトでも述べておられる説。「バカボン」とはインド語の「バカヴァット」のなまった形で、「簿伽梵」と
赤塚不二夫さん自身「バカボン」の語源を「バカなボンボン」と説明していた時期もあるそうですが、よく考えてみると「天才バカボン」の設定は、仏教説 話を踏まえているのではと思われる箇所がいくつかあります。 そもそもバカボンの弟のバジメちゃんは、生まれてすぐに口を利いたという天才児。これは釈迦が生まれてすぐに「天上天下唯我独尊」と話し、歩いたとい う故事に重なります。 また、釈迦の弟子に物忘れが激しい弟子がいたという話を、私は幼少のみぎり「世界児童文学全集・仏教説話集」で読んだことがあります。その弟子は自分 の名前すら覚えい愚か者だったが、釈迦にほうきと塵取りを与えられ、毎日掃除をするうちに悟りを得たというのです。 おお、これは「お出かけですか」が口癖の、「レレレのおじさん」ではありませんか。やっぱり「天才バカボン」は奥が深いのだ。
うさ爺さん・・・ |
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